無断で借金の保証人にされた友人の話

これは、知らない間に無断で借金の保証人にされた友人の話です。これから新生活を始めようとする人が多い中、「世の中、こんなこともある」ということで、少しでも私の友だちと同じ目に合う人が減らせたらと思い、お話しすることにしました。

徳島弁護士会

私の友人は昔から純粋な子で、良くも悪くも「すぐに人を信じてしまう」性格をしていました。その綺麗で無垢な心のまま、大きくなってしまったんだろうなと思います。
大学に入ったその友だちは、ある一人の男性と出会って恋に落ち、同棲を始めたそうです。それだけなら、比較的よくある話だったのですが、問題なのはその同棲相手が「悪い男」だったことです。
ギャンブルが好きで、しかも浪費癖まであったその男性は、やがて大学を中退して、私の友人のヒモのような生活を始めました。このことに気付いた友人たちは、「そんな男とは別れた方がいい」とアドバイスしますが、「きっとあの人ももうすぐ分かってくれる」とその子は笑って取り合いませんでした。

司法書士 郡山

しかし数か月後、その言葉は最悪の形で裏切られました。同棲相手の男が、私の友だちが家を空けている隙に、無断で彼女の印鑑を使い、借金の保証人にして、自分は行方をくらませたのです。
結局、友人は自分が使ってもいない借金を、自分が知らない間に背負うこととなってしまいました。借金自体は彼女の両親が肩代わりして、何とか事なきを得たようなのです。

児童福祉施設等に関する「身元保証人確保対策事業」 | 全母協 - 社会福祉法人 全国社会福祉協議会・全国母子生活支援施設協議会

しかし、友だちはそれ以来すっかり人間不信になり、現在実家に引きこもってしまいました。
簡単に人を信用し過ぎてはいけないと、私はこの一件で学びました。自分が誰かと結婚する際は、その人間性をしっかりと見定めようと思ったのです。